この記事は、こんな悩みに答えます。
悩み
・退職願と退職届の違いを知りたい
・退職する前に確認することはある?
・それぞれ出すタイミングは?
・退職願、退職届の書き方を知りたい
この記事を読んで得られること
- 「願と届」の違いを知るとスムーズになる
- 退職前に、確認しないと後悔するポイントがわかる
- 退職願、退職届の正しい書き方がわかる
- 退職交渉〜転職完了までの流れがわかる
▼この記事の信頼性
記事の内容
・退職願と退職届の違い|タイミングが命
・【退職前に!】5つの要チェック|後悔しない為。
・【見本あり】退職願と退職届の書き方
・退職について|Q &A
それでは解説していきます。
退職願と退職届の違い|タイミングが命
退職願と退職届の違いは、”目的”と”タイミング”です。
【退職願】
目的:◯月◯日で、退職したいと”お願いする”書類
タイミング:初めて退職を願い出る時に提出する
取消しの有無:受理されていない場合のみ、取り消せる
【退職届】
目的:◯月◯日で、退職することを”通告する”書類
タイミング:会社に退職が認められた後に提出する
取消しの有無:基本、取消しは難しい
【辞表】
公務員や、会社の社長・役員などの経営層が、辞めるときに出す書類です。
【退職前に!】5つの要チェック|後悔しない為。
5つのチェック
- ①本当に仕事を辞めるのか考える
- ②次の仕事は決まっているかチェック
- ③就業規則や有給残日数を確認
- ④退職金・確定拠出年金などをチェックする
- ⑤退職を「いつ・誰に・何を伝えるか」を考える
①本当に仕事を辞めるのか考える
まず、本当に仕事を辞めるべきかもう一度考えましょう。
具体的には、「仕事を辞めたい理由を書く出す」作業をすると、気持ちが整理されます。
詳しくは、下記をご覧ください。
【リアル】仕事を辞めたい理由8選と対処法|600人以上の転職相談から解説
②次の仕事は決まっているかチェック
仕事を辞める場合は、次の転職先が決まってからの方が良いです。
具体的には、在職中に転職エージェントに登録して、自分に合う求人を代わりに探してもらう方法もあります。
詳しくは、下記をご覧ください。
【実体験】おすすめ転職エージェント7選|選び方・活用方法を現役エージェントが解説
③就業規則や有給残日数を確認
退職願を出す前に、就業規則をチェックしましょう!
【会社の就業規則】
例えば…
・退職を申し出る際は、退職日の1ヶ月以上前に申し出る事
注意ポイント
民法(2週間前) > 就業規則(○ヶ月前)
※民法の方が効力が強いです。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。
この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
※有期雇用(契約社員・アルバイト)や派遣雇用の場合、「やむを得ない事由」がない限りは、期間途中で退職することはできません。(民法628条)
原則は、就業規則に沿って退職交渉を進める方が良いでしょう。
さらに、有給残日数も退職申請する前に、調べておくと良いでしょう!
なぜなら、退職日から逆算して有給消化をする段取りが組めるからです。
④退職金をチェックする
退職を申し出る前に、”退職金・確定拠出年金”の額を確認しましょう!
理由は、タイミングによって金額に変動があるからです。
就業規則などに、計算式があれば自分で計算してみましょう!
⑤退職を「いつ・誰に・何を伝えるか」を考える
退職の意思が固まり、退職願が準備できたら、「いつ・誰に・何を伝えるか」決めましょう!
具体的には…
【いつ?】転職先に内定もらい次第すぐor退職意思を固めたら
【誰に?】まずは直属の上司に伝える
【何を?】退職願・退職希望日・理由を必ず伝える
退職願は、退職の意思が固まった後に出すものです。
「やめようか迷っています」だと、結果退職できず、気まずくなってしまうので、
必ず【いつ・誰に・何を】を決めてから伝えましょう!
【見本あり】退職願と退職届の書き方
【退職願・退職届の書き方】
①1行目に、大きめに退職願・退職届と書きます。
②2行目に、私儀と書きます。(私ごとではありますが。という意味)
③自己都合退社の場合、”一身上の都合により”と書きます。
<退職日について>※西暦・和暦は統一させましょう。
退職願の場合:希望退職日を書きましょう。文末は「お願い申し上げます。」
退職届の場合:確定した退職日を書きましょう。文末は「退職いたします。」
④退職願・退職届の提出日を記載しましょう。
⑤所属部署、氏名を記入し、名前の下に捺印しましょう(シャチハタ不可)
⑥宛先:会社名、代表取締役社長が一般的です。(〇〇殿)自分の名前よりも上に書きましょう。
退職願・退職届について|Q&A
・PC作成と手書きどっちがいいの?
結論、手書きが推奨されています。
理由は、退職願・退職届は、働く側からの”辞めたい意思表示”になるので、手書きにすることで丁寧さが伝わるからです。
ボールペンもしくは万年筆で書きましょう。
もちろん、PC作成でも問題ありませんが、企業によっては、
手書きでないと受け取らない会社もあるようなので、手書きが推奨されています。
・テンプレートは使っていい?
テンプレートを使用しても問題ありません。
退職願・退職届の書き方は、一般的にほぼ同じなので、テンプレートを見ながら作成した方が良いです。
・封筒はどうする?
・白色の無地封筒(郵便番号なし)を選びましょう。
・表面中央に「退職願or退職届」と書く。
・裏面左下に「所属部署&氏名」を書く。
・退職願、退職届は三つ折りで封筒へ入れる。
・裏面をのりで封をして、その上から「〆」と書く。
・どうやって渡せばいいの?
諸事情により、難しい場合は、郵送でOKです。
郵送の場合は、添状を同封しましょう。
例:退職希望の旨・退職願or退職届を同封している旨・感謝の気持ち・敬具
・退職を決めてからの流れを知りたいです。
1、退職スケジュール(退職日を決める)
2、退職願作成
3、直属上司へ提出及び退職日相談
4、退職日決定したら退職届提出
5、引き継ぎ及び退職
転職も含めたスケジュールは下記を参考にしてください。
転職の平均期間・スケジュールの立て方を解説|情報収集のコツ9選も添えて。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
退職願と退職届の違いを知ることで、書く内容や提出するタイミングも変わります。
皆様の退職交渉の際に、お役に立てれば幸いです。
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